太平洋フェリー上での電波状況について📡
・フェリー内では手持ちのスマホの電波は入るのか?
・フェリー公式サイトに案内のある、有料のWi-Fiを契約すべきか?
を、実際にフェリーに乗船して検証しました。
※本記事は2020/11の乗船での調査をもとに書いています。
有料Wi-Fiは不要!契約しなくていい!
先に結論を言ってしまうと、ソフトバンクが提供している有料Wi-Fiがなくてもそこそこ電波は入ります。
太平洋フェリーはだいたい海岸の2〜30km沖合を航行しているため、陸地に近いときは電波が届くのです。
(このブログも船内で書きながらちょくちょく下書き保存しました)
有料Wi-Fiの仕様はこんな感じ。
ソフトバンクスマホを契約している人なら無料で使えるので、使ってみてもいいと思います。
でも実際使ってみたところ、電波強度は弱々でした…。(下り1.40Mbpsとか)
下手したら陸地から拾える電波のほうが強い(下り2.39Mbps~良いときは16Mbps出てました)ので、わざわざソフトバンクに課金しなくて良いと感じました。
今回の電波検証環境
今回の旅に持っていった通信環境は
・モバイルルーター(UQWiMAXのW05)
・格安SIMのBIGLOBEモバイル(au回線)
です。
メインはWiMAXで、駄目ならBIGLOBEモバイルに切り替えてその時につながる方を使う作戦。
WiMAXもBIGLOBEモバイルもどちらもau系列の回線ですが、どちらかしか入らないこともよくありました。
総評としては、BIGLOBEモバイルのほうがつながることが多かったイメージ。
ちなみにここでの「つながる」は、スマホでのWebページ閲覧や通信量の少ないスマホゲーにアクセスできる程度です。
※船旅はデジタルデトックスのいい機会なので、電波はない前提でのんびり過ごすのが本当は一番おすすめです!!!
電波について:総論
「フェリー内では全く電波が通じない」ってことはないです。
特に陸地に近いときは結構電波を拾うことができました。
名古屋→仙台
以下は名古屋19時出港で仙台に向かうときのデータです。
▼デッキでの電波状況
出港後3時間ぐらいは陸地に沿って陸の近くを航行。
その間はそこそこの速度でネットが使えました。(地上と変わらないぐらい)
名古屋港を出港して4時間、伊勢湾を出たあたりからあまり電波が通じなくなります。(午後11時ぐらい)
この区間は名古屋→仙台、仙台→名古屋のどちらの便でも寝ている時間帯なので問題なし。
おはよー!!
出港から11時間、千葉沖です!電波あるー!!
レストランの朝ごはんは7時半から9時まで。ご飯食べてこよ! pic.twitter.com/Bdr7YUxGit— もやし@旅するブロガー (@moyashichang) 2020年11月10日
8時過ぎに起きたら千葉沖まで来ていました。
電波も確保できていました。
千葉から福島沖へ北上。
福島沖は陸地から10km程度と近い沖合を航行するので、電波状況は常にわりと良好です。
電波状況📶
いわき沖合10km程度、2.4Mbps。
ブラウジングにはなんの問題もない速度! #太平洋フェリーの旅 pic.twitter.com/5mxiyixah8— もやし@旅するブロガー (@moyashichang) 2020年11月15日
福島の北部〜仙台港入港直前は電波状況は微妙になってしまうので、用事は早めに済ませて船内でのんびりしましょう。
▼部屋の中での電波状況
6階、1等インサイドの部屋の中では、電波はほとんど通じませんでした。
きその1等インサイドは窓があるので多少の電波は入りますが、かなり弱い。
いしかりの1等インサイドは窓がなく外界から完全シャットアウトのためほぼダメでした。
↓1等インサイドのお部屋紹介はこちら↓
デッキに出れば電波がつながるときも、部屋の中だと圏外でした。
電波がほしいときはデッキに出ましょう。(窓が見える室内でOKです)
苫小牧⇔仙台
以下、時間は「仙台→苫小牧」のもの。
レストランと1等(クロスツイン、外側で窓あり)の室内で検証。
19:40に仙台港を出港。
今日はきたかみに乗ってます!
岩手沖は金華山超えて北上し始めると電波結構もらえるから助かる pic.twitter.com/EnAaIITxAu— もやし@旅するブロガー (@moyashichang) 2020年11月12日
仙台港を出発してから20分ぐらいで一度電波がなくなります。
ですが、金華山を超えて岩手沖に出てからはかなりつながるようになりました!
このあたりはWiMAXで試して電波状況だめか?と思ったんですが、BIGLOBEモバイル(au回線)に切り替えたら全然通じた!!
格安SIMも捨てたもんじゃないなと思いました。
24時前ぐらいの釜石沖までほとんどスマホが普通に使えてました。
格安SIMでも下り16Mbps出たのでかなり良い状態。
WiMAXのほうが電波が微妙なときすらあったので、下手にWiMAXを付けないほうがいいのかも…?
(※どちらもau系回線だけど差がでました)
翌朝は8時起床。
場所は青森と北海道の間の沖合ぐらいで陸地から遠いため、全く電波は入らなかったです。
朝9時になると若干電波が入るようになってきたか…?
アンテナ1本ぐらいでした。
→9:15あたりから電波強くなってきた!入港は11時なので、最後2時間ぐらいは電波が使えそうです。
まとめ
というわけで、太平洋フェリー 名古屋⇔仙台⇔苫小牧の航路では格安SIMの電波でもかなりつながることがわかりました。
ソフトバンクの有料Wi-Fiプランがなくても全然平気!
電波がないつもりで持っていった本が全然読めなかったぐらい、スマホの電波がつながる時間は多かったです。
3年前にソフトバンクでスマホを契約していて乗船したときよりもかなりつながるなという印象だったので、au系の電波が海岸線で強いorここ3年で電波塔の整備が進んだのかな。
この情報が太平洋フェリーに乗る方に少しでもお役に立ちますように!
※余談
今回フェリー(海上)ではあまり活躍しなかったモバイルWi-Fiですが、旅行先ではいつもとってもお世話になってます。
格安SIMは月3GBの契約なので、家のネット回線を兼ねてるモバイルWi-Fiを持ち出して旅行先で使えるのは、旅好きにとっては非常に強み!
私が普段遣いしてるおすすめモバイルWi-Fi:→GMOのWiMAX(端末はW05)
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